ポケカのパック選び、正直むずかしくなりましたよね。
少し前までは「買えば上がる」時代でしたが、2025年現在は完全に別物です。再販が増え、新弾カードは発売直後から値下がりすることも珍しくありません。
それでも一方で、今も“相対的に儲かりやすいパック”が存在するのも事実。重要なのは、勢いや噂ではなく、ボックス開封期待値や市場構造を理解して選ぶことです。

この記事では、2025年11月時点のポケカ市場をもとに、H〜Iレギュレーションのパックを「開封期待値」という客観的な軸で整理しました。
あわせて、再販状況や相場下落リスク、期待値だけでは判断できない注意点も解説します。
「爆死したくない」「でも納得して開けたい」そんな人が、自分で判断できる状態になることを目的にまとめています。
はじめに!「儲かるパック」の前提を勘違いすると失敗する
ランキングに入る前に、絶対に共有しておきたい「評価のモノサシ」があります。



ここがズレていると、どんな優良情報もゴミになってしまうので、少しだけお付き合いください。
この記事の前提条件
この記事で提示する評価は、すべて2025年11月現在の相場と再販状況に基づいています。
ポケカの相場は生き物です。 再販が一度来るだけで市場価格は暴落しますし、逆に絶版が噂されれば高騰します。
「半年前は最強だったパック」が、今は「在庫処分の常連」になっているなんてザラにある話です。 この情報は普遍的なものではなく、あくまで「現時点での最適解」だということを忘れないでください。
「儲かる」は開封期待値ベースで評価する
今回のランキングにおける「儲かる」の定義は、「1BOX開封した時の封入カードの平均総額(期待値)」を基準にしています。
「トップレア(最高額カード)の価格」だけで判断するのは危険です。 トップが10万円でも、それ以外が全部100円なら、99%の人は爆死するからです。
私たちが目指すのはギャンブルではありません。 「箱代(定価)」に対して、どれだけのリターンが安定して見込めるかというアベレージの高さを最重視しています。



トップレアだけに目を奪われて「夢」を買っちゃう人が本当に多いんです。でも大事なのは「大怪我しないこと」なんじゃないかなって思います。
期待値は絶対ではない|低い=開けるな、ではない
期待値が低いパックは「投資対象として不向き」というだけで、開封自体を否定するものではありません。
対戦で使う必須カードが入っていたり、個人的に好きなポケモンが描かれていたりするなら、迷わず開けるべきです。 ポケカの本質は楽しむことですからね。
ただ、「資産を増やしたい」「損をしたくない」という動機が少しでもあるなら、これからのランキングを判断軸の一つに加えてください。



思考停止で買うのと、リスクを理解して買うのとでは、結果への納得感が段違いです。
2025年のポケカ市場環境と「儲けにくくなった理由」
「昔はポケカを買えば誰でも儲かった」 そんな話を聞いたことがあるかもしれませんが、今の環境は全く別物です。



なぜ今、パック選びがこれほど重要になったのか、市場の背景をサクッと整理します。
「買えば上がる時代」は完全に終了した
結論から言うと、「寝かせておけば勝手に値段が上がる」というイージーモードは終了しました。
2023年のバブル崩壊を経て、コレクターの選球眼は劇的に厳しくなりました。 「なんとなくレアだから」という理由では、もう値がつきません。
実際、発売直後の新弾ボックスですら、数週間後には定価割れを起こす事例が多発しています。 今は「何でも買えばいい」ではなく、価値あるものを厳選できる人だけが生き残れる選別ゲームの時代なんです。
再販増加と価格下落が常態化した現状
公式による再販ペースが安定し、欲しいパックが(以前よりは)手に入りやすくなったことは、相場にとっては下落要因です。
市場にBOXが溢れれば、当然シングルカードの価格も下がります。 「いつでも買える」という安心感は、「今すぐ高値で買う必要がない」という心理につながるからです。
再販=即オワコンではありませんが、再販スケジュールと相場の連動を無視してパックを買うのは、自ら損をしに行くようなものです。
それでも価値が残るカード・パックの条件
厳しい環境下でも、高値を維持・更新し続ける「勝ち組パック」には明確な共通点があります。
それは、「熱狂的なキャラ人気」×「限定的な供給(封入率)」が揃っていることです。 具体的には、人気女性トレーナーの特別イラスト(SAR)や、ピカチュウ・リザードンなどの看板ポケモンです。
価格は「需要の質」で決まります。 「強いから高い」カードは環境変化で暴落しますが、「愛されているから高い」カードは不変です。この見極めが今のポケカ投資の肝ですね。



結局、最後は「キャラ愛」が相場を支えてるんですよね。性能だけで評価すると痛い目を見ます。
今回の評価基準!ボックス開封期待値ランキングについて
ここからはいよいよランキングに入りますが、その前に対象範囲と基準をクリアにしておきます。
対象はH〜Iレギュレーション全17パック
今回の評価対象は、現行のスタンダードレギュレーションであるH〜Iレギュレーションに含まれる主要パックに限定しています。
過去の絶版パック(E・Fレギュなど)を含めると、「手に入らないプレミア価格のBOX」ばかりが上位になり、実用的なランキングにならないからです。
あくまで「今、店頭やネットで現実的に購入検討できるパック」の中で、どれが優秀かを競わせています。
ランキングは「開封期待値」を基準にしている
順位付けの根拠は、先ほどもお伝えした「開封期待値(BOX価格 vs 排出カード総額)」です。
具体的には、「SR以上の当たり枠」と「汎用ノーマルカード」の相場を合算し、BOX定価に対してどれくらいの回収率が見込めるかを算出しています。
ただし、上振れ(トップレア)と下振れ(最低保証)の差が激しいパックについては、その「ブレ幅」のリスクも加味して評価を調整しています。
個人の好み・コレクション目的は別軸で考える
このランキングは正解ではありません。あくまで「数字上の優劣」です。
「推しの〇〇が収録されているから欲しい」 「コンプリートを目指している」
こういった個人の「趣味の目的」は、期待値計算とは全く別軸の価値です。 ランキング下位だからといって、あなたの「欲しい」という気持ちまで否定するつもりは一切ないので、そこは切り分けて考えてくださいね。
期待値が低いパック群【基本的には非推奨】
まずは、残念ながら期待値の観点からは「今は買うべきではない」と言わざるを得ないパックたちです。
これらを開封する場合は、「爆死覚悟」で挑む必要があります。
ステラミラクル(最下位)
現時点で最も厳しい評価となるのが『ステラミラクル』です。BOX価格を超えるカードがほぼ存在しないという、構造的な弱さを抱えています。
発売当初は「テラパゴスex」などの対戦需要で持ち直していましたが、環境の変化とともに価格維持が困難になりました。 SAR枠も含めて相場が全体的に低調で、一発逆転を狙えるカードが皆無に等しいのが現状です。
プレイヤーがシングル買いでパーツを揃えるには良いパックですが、BOXを開封して利益を出そうとするのは、正直無謀すぎます。
サイバージャッジ
『サイバージャッジ』も、投資視点ではかなり苦しい立ち位置にいます。 最大の要因は、目玉となるカードの再録や供給過多による希少性の薄れです。
「ベルのまごころ」などのSARは魅力的ですが、それ一本頼みの構成になっており、外した時のダメージが大きすぎます。 未来ポケモンのデッキパーツとしての需要はありますが、それはシングルで安く買えば済む話です。
BOX定価割れが常態化しており、あえて今、定価でこのパックを開ける理由を見つけるのが難しいのが本音です。
ナイトワンダラー
『ナイトワンダラー』は、AR(アートレア)のクオリティが高く評価されたものの、BOX全体の期待値を押し上げるには至りませんでした。
「カシオペア」などのトップレアが存在はしますが、封入率の壁が高く、引けなかった時の回収率が絶望的です。 また、悪の組織・ともっこ系はコアなファンには刺さるものの、市場全体を動かせるほどの「万人が欲しがる需要」ではない点が痛手でした。
コレクション用として楽しむ分には最高のパックですが、「儲かるか」で言えば「NO」と言わざるを得ません。
中位評価パック【用途・将来性次第】
ここは評価が分かれるゾーンです。 確実な利益は約束できませんが、狙いやタイミング次第では化ける可能性を秘めています。
ワイルドフォース
『ワイルドフォース』は、地味ながら安定感のあるパックです。 このパックの強みは、「なかよしポフィン」などの汎用グッズや古代ポケモンの需要が底堅い点にあります。
トップレアの爆発力には欠けますが、ノーマルやコモン枠に値段がつくカードが含まれており、「大爆死」のリスクは比較的低めです。 「コツコツとプレイ用カードを集めながら、あわよくば」くらいのスタンスなら、十分に選択肢に入ります。
ただ、大きく儲けるのは難しいので、あくまで「実用性重視」のパックと言えるでしょう。
変幻の仮面
『変幻の仮面』は、オーガポンを中心とした圧倒的な「プレイヤー需要」に支えられています。
環境トップクラスのデッキパーツが多く収録されており、発売から時間が経っても一定の需要があり続けています。 「オーガポン」のSARやURはコレクション需要もあり、当たり枠としても悪くありません。
しかし、プレイヤー需要はレギュレーション変更の影響を受けやすいため、長期保有にはリスクが伴います。 「今すぐ対戦で使いたい人」向けのパックです。
楽園ドラゴーナ
『楽園ドラゴーナ』は、「ルチア」や「ラティアス」といった人気キャラ・ポケモンによる一発の重さが魅力です。
特にルチアのアピール力は凄まじく、これ1枚でBOX価格を余裕で捲れるポテンシャルがあります。 ドラゴンタイプ愛好家からの支持も厚く、特定の層には強く刺さるパックです。
一方で、当たり外れの差が激しい「ギャンブル箱」の側面も強いため、安定志向の人には少し怖い選択肢かもしれません。
クリムゾンヘイズ
『クリムゾンヘイズ』は、「サザレ」や「スイレン」といった高額SA(スペシャルアート)への依存度が極めて高い構成です。
当たれば天国ですが、外すと回収率は一気に下がります。 加えて、シールド戦(パックを開封してその場でデッキを組む遊び)向けの調整がされているため、通常の構築戦で必須級となるカードがやや少なめです。
「イラストアド」を求めて開封するならアリですが、投資効率としては中堅どころに留まります。
バトルパートナーズ
『バトルパートナーズ』は、現在相場が落ち着いていますが、実は長期視点では評価が変わる可能性を残しています。
歴代のパートナーポケモンたちが集結した構成は、時間が経つほどに「エモさ」としての価値が増す傾向にあるからです。 現時点での期待値はそこまで高くありませんが、数年後に「あの箱、実は豪華だったよね」と再評価されるパターンです。



今は安く買えるので、寝かせておく用としては面白いかもしれません。すぐには結果出ないですけどね。
期待値が高いパック群【開封して狙うならここ】
ここからは、開封してプラスになる確率が現実的に高い「勝ちに行けるパック」です。
売場で見かけたら、確保を優先して良いレベルの優良株たちです。
ロケット団の栄光
『ロケット団の栄光』は、「悪の組織」ファン直撃の高額SARが複数収録されており、平均点が高いのが特徴です。
初代からの古参ファンをターゲットにしており、コレクター需要が極めて太いのが強み。 特定のトップレア1枚に依存せず、2番手、3番手の当たり枠もそこそこの値段がつくため、大崩れしにくい構造になっています。
「ロケット団」というブランドは伊達じゃありません。
頂点ブレイカー
『頂点ブレイカー』は、なんといっても「ピカチュウ」関連カードの安定需要が全てを支えています。
ポケカにおいてピカチュウは「絶対正義」。多少性能が低くても、イラストさえ良ければ必ず高値がつきます。 このパックには複数の高レアリティピカチュウが収録されており、開封時のワクワク感と実益を兼ね備えています。
再録リスクはありますが、それを補って余りあるキャラパワーがあります。
ホワイトフレア
『ホワイトフレア』は、当たりの爆発力はすごいが、少し分散傾向があるパックです。
N(エヌ)やレシラムといった人気キャラクターのSARが目玉ですが、封入率が渋いという噂も絶えません。 しかし、当たった時のリターンは現環境でもトップクラス。
バラパックで買うと痛い目を見やすいので、買うならシュリンク付きBOX推奨です。
メガシンフォニア
『メガシンフォニア』は、URとSA(スペシャルアート)のラインナップが非常に強力です。
特にメガシンカポケモンのイラスト評価が高く、海外コレクターからの引き合いも強いのが特徴。 AR(アートレア)の人気がいまいちなのが弱点ですが、上位レアリティの価格がそれをカバーしています。
一撃の大きさで勝負したい人にはうってつけのパックでしょう。
ブラックボルト
『ホワイトフレア』の対となる『ブラックボルト』ですが、期待値的にはほぼ同等か、誤差レベルの差しかありません。
ゼクロムや人気トレーナーの収録内容は魅力的で、どちらを買うかは完全に「好みの問題」です。 ただ、市場の流通数がホワイトフレアより若干少ない傾向にあり、その分だけ希少性が増すタイミングがあるかもしれません。
どちらを選んでも、現在の水準なら「買い」です。
熱風のアリーナ
『熱風のアリーナ』は、強力なプレイ需要がBOX価格の底値をガッチリ支えています。
対戦環境を定義するような必須カードが多く、プレイヤーなら剥いて損はありません。 「カードショップの買取表」を見ても、ノーマルやR(レア)枠にしっかり値段がついているのがその証拠。
派手さはありませんが、実利を取るならこれ以上ない選択肢です。人によってはトップ評価にするのも頷けます。
最上位パック|現環境トップクラス
迷ったらこれ。見つけたら即確保。 2025年11月現在、文句なしの「期待値キング」たちを紹介します。
テラスタルフェスEX
『テラスタルフェスEX』は、SA(スペシャルアート)確定封入などの豪華仕様が約束された、まさに「お祭りパック」です。
ハイクラスパック特有の「マスターボールミラー」などの並行レアリティも存在し、1パック開けるごとの期待値が通常パックとは桁違いです。 定価は高いですが、それ以上の還元率が計算できるため、見つけたら買わない理由がありません。
このパックに関しては、「損をする方が難しい」と言っても過言ではないレベルです。
メガブレイブ
『メガブレイブ』は、平均的な期待値がBOX定価を常に上回っているという異常事態を起こしているパックです。
SRの種類を絞り、当たり枠へのアクセス率を高めた構成が功を奏しています。 「ハズレSRを引いて絶望する」というポケカあるあるを構造的に減らしてくれているのが最大のメリット。
投資効率で言えば、現環境の最適解の一つです。
インフェルノX
『インフェルノX』は、「メガリザードンX」という最強ブランド一本で頂点に君臨しています。
リザードンの人気は別格すぎます。このカードが出る可能性があるだけで、BOXの価値は保証されたようなものです。 ただし、依存度が高すぎるゆえに、将来的に「リザードンの供給過多」が起きた時の逆転リスクだけは頭の片隅に置いておくべきです。
とはいえ、今は王者の貫禄十分。最強の矛です。
再販状況と購入難易度の整理
どんなに儲かるパックでも、買えなければ意味がありません。 ここでは、手に入れるための現実的なハードルについて解説します。
再販スケジュールと供給の実態
公式からの再販は定期的に行われていますが、「再販=誰でも買える」というのは甘い考えです。
人気パック(特に上位群)の再販分は、基本的に抽選販売か、入荷即完売が当たり前。 「週末にふらっとコンビニに行けばある」なんて状況は、不人気パックでしか起こり得ません。
情報はSNSでリアルタイムに追う必要があります。
それでもBOXが買えない理由
なぜここまで買えないのか。理由は「転売ヤー」の存在と「バラ売り」へのシフトです。
店舗側も転売対策として「シュリンク(外装フィルム)を剥がす」「お一人様10パックまで」という販売制限を設けることが一般的になりました。 未開封BOXとして手に入れる難易度は、年々上がり続けています。



バラパックの寄せ集めでBOX分買うのは絶対にダメです。レア抜きされてる可能性が高すぎるので、期待値が崩壊します。
2026年に向けて重要な視点(投資寄り)
最後に、パック開封を超えて「これからどう立ち回るべきか」という視点をシェアします。 ここからは、少し長い目で見た戦略の話です。
30周年という構造イベント
2026年はポケモンカード30周年のアニバーサリーイヤーです。
過去の傾向を見ても、周年イベント前後は市場全体が盛り上がり、相場が上向きになります。 今、多少評価が低いパックでも、30周年の熱気で全体的に底上げされる可能性は十分にあります。
「冬の時代」に仕込んで、「祭りの年」に備える。投資の基本ですね。
ピカチュウ・リザードン・ミュウ・ブラッキー別格論
迷ったら、「ピカチュウ・リザードン・ミュウ・ブラッキー」、この4体の関連カードを握っておけば大怪我はしません。
彼らはポケカ四天王とも呼べる存在で、いつの時代も需要が枯れることがないからです。 新しいパックが出るたびに、これらのポケモンが収録されているかどうかだけチェックするのも、一つの有効なフィルターです。
記念プロモ・大会プロモの時間価値
パック産カードよりも、配布期間が限定されたプロモカードの方が、時間経過による価値上昇(時間価値)が高い傾向にあります。
パックは再販されますが、プロモは基本的に再配布されません。 供給がストップした状態で需要が増え続ければ、価格が上がるのは必然の理です。
ボックス開封で一喜一憂するのを卒業して、プロモ収集にシフトするのも賢い選択です。
状態(美品)がすべてを決める理由
どんなに高いカードでも、「白欠け」一つで価値は半減します。
PSA鑑定などのグレーディングが一般化した今、コレクターが求めるのは「完全な美品」のみ。 傷あり品はもはや「プレイ用」としての価値しかなく、投資対象としては除外されます。
開けたら即スリーブ。湿気管理。 保管に命をかけられないなら、高額カードを持つ資格はないと思いましょう。
まとめ
「儲かるパック」の正体は見えましたか?
以前のように「何でも買えば勝ち」という甘い世界はもうありません。 しかし、期待値という羅針盤を持って、正しいパックを選べば、リスクを最小限に抑えることは可能です。
最後に、私の本音を言わせてください。 一番の「爆アド」は、あなたが心から「欲しい!」と思ったカードを自引きした時の感動です。
数字も大事ですが、そのワクワク感まで失ってしまったら、それはもうただの作業です。 賢く選びつつ、ぜひパック開封という「祭り」を楽しんでくださいね。
さあ、あなたは今、どのパックを手に取りますか?









