「ポケモンカード投資に興味はあるけど、今さら始めても遅いのでは?」そんな不安を抱えて一歩踏み出せずにいませんか。
実は、ポケカ投資はギャンブルではなく、正しい知識を持って向き合えば立派な資産形成の手段になり得ます。高騰しているカードを追いかけるのではなく、価値が落ちにくいものを「正しく選んで待つ」ことさえできれば、初心者でも失敗のリスクを最小限に抑えられます。

今回は、初心者が「最初の一手」で迷わないよう、買うべきものから保管方法、そして出口戦略までを体系的に解説します。
ポケカ投資は「買い方9割・運用1割」
ポケモンカード投資で利益を出せるかどうかは、購入ボタンを押す前の準備段階でほぼ決まってしまいます。買った後に相場を眺めて一喜一憂するよりも、どのカードをいくらで手に入れるかに全神経を注ぐことが、成功への最短ルートです。
初心者がまず知るべき投資スタンス
ポケカ投資において最も重要なのは、短期的な爆騰を狙わずに「負けない買い方」に徹することです。


明日すぐに価格が2倍になるようなカードを探すのではなく、数年単位でゆっくりと価値が上がるのを待つ姿勢が求められます。
流行に流されて高騰中のカードを買ってしまうと、相場が落ち着いた時に大きな損失を出すリスクが高まります。まずは「これ以上は下がりにくい」という底値を見極める力を養い、長く市場に残るカードを選ぶことから始めましょう。



僕も最初はSNSの煽りに乗って失敗したことがありますが、結局は「みんなが忘れた頃にじわじわ上がるカード」が一番安定して利益を運んでくれました。
ギャンブルではなく「コレクター市場」を狙う理由
ポケカ投資の本質は、世界中に存在するコレクターが「どうしても手元に置いておきたい」と思う希少性を利用することにあります。


単なる投機対象として扱うのではなく、コレクション品としての価値を評価することが大切です。
株や仮想通貨と違い、紙のカードには「手触り」や「イラストの美しさ」という実物資産ならではの強みがあります。



この実需の裏付けがあるからこそ、一時的な相場の冷え込みがあっても、人気のあるカードはゼロ価値にならないのです。
ポケカ投資とは?なぜ今も成立するのか
ポケモンカードが一時的なブームに終わらず、資産価値を持ち続けているのには明確な仕組みがあります。
なぜ世界中の大人たちが熱狂し、高額な取引が成立し続けるのか、その背景にある「ポケモン」というブランドの底力を知りましょう。
ポケモンカードが資産価値を持つ仕組み


ポケモンというIP(知的財産)が世界最強のコンテンツであり続けていることが、カードの資産価値を下支えしています。
アニメやゲームで育った世代が大人になり、自由に使える資金を持って市場に戻ってきていることが大きな要因です。
また、カードの発行枚数は運営によってコントロールされており、一度生産が終了(絶版)したパックのカードは二度と増えません。



需要が世界規模で増え続ける一方で、供給が完全にストップするという需給のバランスが価格を押し上げるのです。
過去の高騰事例から見る「価値が残るカード」の共通点
過去に数千万円クラスまで化けたカードの共通点は、圧倒的な「知名度」と「希少性」が掛け合わさっていることです。


例えば、黎明期の初期カードや、特定のイベントでしか配布されなかった限定プロモなどが代表例といえます。
さらに、イラストレーターの評価も重要なポイントで、根強いファンを持つアーティストの作品は値崩れしにくい傾向にあります。



ただレアなだけでなく、歴史的な文脈や芸術的な価値が認められたカードこそが、長期的な資産として君臨し続けるのです。
ポケカ市場は今どのフェーズにいるのか【初心者向け解説】
今のポケカ市場は、かつての異常な狂騒曲が終わり、「本当に価値のあるものだけが選別される健全な成熟期」に入っています。何を買っても上がる時代は終わりましたが、逆に言えば実力のあるカードを安く拾えるチャンスでもあります。
「もう遅い」と考えるのではなく、ブームが落ち着いて相場が安定している今こそ、腰を据えて勉強を始める絶好の見直し時でしょう。派手なリターンを求める層が去った後に残る、静かなるコレクター需要に目を向けるのが賢い戦い方です。



お祭り騒ぎのときに買うよりも、今のように冷静な相場のときに「みんなが手放している優良カード」を拾うのが一番の勝ち筋だったりします。
初心者向けポケカ投資はこの3ステップだけ覚えればいい
ポケカ投資の手順は驚くほどシンプルで、究極的には「買う・守る・売る」の3つを丁寧に行うだけです。しかし、この当たり前のプロセスを疎かにすると、せっかくの資産価値を台無しにしてしまうため、それぞれのポイントを確実に押さえましょう。


投資の成否を分ける最大のフェーズは、間違いなく「何を買うか」という選定作業です。自分の好みで選ぶのではなく、市場が求めている需要を冷静に分析し、将来的に価値が上がる根拠(絶版予定や人気キャラなど)を見極めて購入します。
カードは紙製品であるため、湿気や日光、そして物理的な傷から守ることが絶対条件となります。どんなに貴重なカードでも、傷や汚れがついた瞬間に資産価値は半分以下になることもあるため、専用のケースや防湿庫での管理が推奨されます。
含み益が出ても、実際に現金化するまでは利益ではありません。相場のピークを見極めるのはプロでも難しいため、あらかじめ「この価格になったら売る」という目標を決めておくか、資金が必要になったタイミングで冷静に手放す出口戦略を立てておきます。
ステップ① 何を買う?初心者が選ぶべき投資対象
初心者が最も迷う「何を買えばいいのか」という問いに対し、まずは安定性を最優先にした選択を提案します。



流行りのキラキラしたカードに目を奪われがちですが、投資として考えるなら、再現性の高い王道のカテゴリから入るのが鉄則です。
結論|初心者は「長期保有前提」で選ぶ
短期的な値動きで一喜一憂したくない初心者は、最初から3年以上の長期保有を前提としたカード選びを行いましょう。
発売されてすぐの最新カードは供給量が多く価格が安定しませんが、時間が経つほど希少性が増す「歴史のあるカード」は価格が堅実です。
無理に毎日相場をチェックする必要のない、寝かせておくだけで価値が熟成されるような銘柄を選ぶことが、メンタルを安定させるコツです。



まずは「売らなくてもいい自分だけのお宝」を探すような気持ちで、候補を絞り込んでみてください。
単品カード投資|失敗しにくいカードの条件
単品カードを狙うなら、誰もが知る「ピカチュウ」「リザードン」といった人気ポケモンの高レアリティ版が最も手堅い選択肢です。
これらは世代や国境を越えて需要があるため、よほどのことがない限り価値がゼロになることはありません。
逆に、いわゆる「女の子SR」などの美少女カードは、特定層の熱狂に支えられているため、相場の乱高下が激しく初心者が手を出すには危険が伴います。まずは人気ポケモンや、歴史的に評価の定まったプロモカードから入るのが正解です。



特に「女の子カード」は急落するときも一瞬なので、相場に張り付く自信がないなら、まずは人気ポケモンを優先するのが安心ですよ。
BOX・未開封投資|初心者向けで安定しやすい理由
単品カードの目利きに自信がない場合、「絶版した未開封BOX」をそのまま保有する手法が、実は初心者にとって最も再現性が高いです。
中身のカード個別の相場に左右されにくく、BOXそのものが減っていくため、時間の経過とともにプレミアムが乗ります。



シュリンク(外装フィルム)がついたままの綺麗な状態で保存しておけば、将来的にコレクション需要として需要が集中します。
ただし、再販されているうちは価格が上がりづらいため、公式が生産を止める「絶版」の合図を見極めるのが成功の鍵となります。
少額スタートでもOKな現実的な選び方
いきなり数十万円のカードを買う必要はなく、まずは数千円から1万円程度で買える「少し珍しいカード」から始めてみましょう。
例えば、プロモパックからしか出ない配布カードや、人気イラストレーターが手掛けたアートレアなどが狙い目です。
大切なのは金額の大きさではなく、「なぜこのカードの価値が上がると思うか」という自分なりの根拠を持って買う体験をすることです。



少額から複数枚に分散して投資することで、1枚が値下がりしても他のカードでカバーできるリスクヘッジも可能になります。
初心者が狙うべきカードの具体的な条件【優先順位つき】
投資効率を高めるためには、ターゲットとなるカードの条件を明確な優先順位に基づいて絞り込む必要があります。
闇雲に「当たり」を探すのではなく、以下の4つのフィルタを通すことで、将来性の高い優良株を見抜く精度が格段に上がるはずです。
最優先|生産終了 × 人気ポケモン
最も負けにくい最強の条件は、すでにメーカーの生産が終了しており、かつ圧倒的な人気を誇るポケモンであることです。
「供給がゼロ」という状態に「高い需要」がぶつかるため、価格競争が起きずに安定した右肩上がりの推移が期待できます。
リザードンやミュウツーなど、初代から愛されているキャラクターは、新しい世代が登場しても人気が衰えることがありません。



こうした、いわゆる「ブルーチップ(超優良)」銘柄をポートフォリオの中心に据えることが、長期投資の土台となります。
次点|限定プロモ・記念配布カード
イベント会場や特定の商品の付録として配布される「プロモカード」は、パックに封入されないため流通数が限られており、狙い目です。
何かの記念に作られたカードは再配布される可能性が極めて低く、コレクターアイテムとしての格付けが最初から高いためです。
特に、配布期間が極端に短かったものや、入手に手間がかかったカードは、時間が経つほど市場から姿を消していきます。



こうした「もう普通には手に入らない」という心理的な壁が、後の高騰時において強力な価格維持力として働きます。
条件|状態(美品)が価格を左右する理由
どんなに貴重なカードでも、状態が悪ければ投資価値は著しく損なわれます。
コレクション市場において「美品」であることは最低条件であり、微々たる白欠けや擦れがあるだけで、価格が3割から5割も落ちてしまう世界であることを覚悟してください。
購入時には必ず裏面の四隅や光の反射で浮き出る傷をチェックし、納得のいくコンディションのものだけを選びましょう。



妥協して「安物買いの銭失い」になるくらいなら、少し予算を上乗せしてでも文句なしの完品を手に入れる方が、結果として利益につながります。
注意|高レア=正解ではない
キラキラ輝く最高レアリティのカードが必ずしも投資に向いているとは限らない、という逆説的な事実も知っておきましょう。
あまりに封入率が低く人気が加熱しすぎているカードは、「期待値が価格に乗りすぎている」ことが多く、暴落のリスクも大きいからです。
逆に、レアリティはそこそこでも「イラストの完成度が異常に高い」カードなどは、実需で評価され、じわじわと値を上げることがあります。



見た目の派手さやネームバリューに惑わされず、市場の需給バランスを俯瞰して見る癖をつけてください。
ステップ② どこで・どう買う?失敗しない購入方法
どこでカードを買うかは、単なる値段の安さだけでなく、真贋(本物かどうか)や状態確認の確実性を左右する死活問題です。



初心者が陥りやすい罠を避け、安全かつ納得感を持って最初の一枚を手に入れるための最適な購入術を伝授します。
購入先の選択肢|ショップ・フリマ・公式販売
初心者に最も推奨されるのは、査定のプロがいる実店舗のトレーディングカード専門店で購入することです。対面で傷の状態を確認でき、万が一の偽造品リスクもほぼゼロに抑えられるため、多少高くても「安心料」として割り切る価値があります。
一方、メルカリなどのフリマアプリは安く買えるチャンスもありますが、写真だけでは傷を見抜きにくく、トラブルに発展しやすい上級者向けです。



公式販売の抽選予約は定価で買えるボーナスステージのようなものなので、欠かさずチェックしておきましょう。
買う前に必ず確認すべき相場チェック
購入ボタンを押す前に、現在の適正な相場価格を「複数のプラットフォーム」で比較する作業を徹底してください。1つのショップの値札だけを信じるのではなく、カードラッシュの販売価格やメルカリの直近の成約価格を必ず並べて見ることが重要です。
特に「売り切れている」価格ではなく「今すぐ買える」価格、そして「販売側」ではなく「買取側」の価格を知っておくことで、どれだけ差益があるのかを冷静に判断できます。相場感がないままの購入は、投資ではなくただの買い物になってしまいます。



「この店が安い!」と焦って買うと、実は他ならもっと綺麗な状態なのが同じ値段で売っていた、なんてことは日常茶飯事なので、比較は必須です。
初心者がやりがちな「高値掴み」の回避法
価格が急上昇している「チャートが垂直に上がっている状態」では、絶対に手を出さないのが高値掴みを避ける鉄則です。
SNSで話題になり、みんなが「買いだ」と言い始める頃には、すでに価格はピークに達し、あとは下がるだけのことが多いからです。
理想は、相場が落ち着いて横ばいになっている時期、あるいは一時的に注目が薄れて少し価格が下がったタイミングを狙うことです。



「欲しいと思った時が買い時」という言葉はコレクター向けであり、投資家としては「安い時に買う」以外の正解はありません。
ステップ③ 保管のやり方|価値を落とさない管理方法
せっかく手に入れた一級品のカードも、管理がずさんであればその価値は日々減少していきます。
日本の高温多湿な環境は紙製品にとって過酷なため、専門的な機材がなくても今日から実践できる、最低限かつ最強の保管術を紹介しましょう。
基本の保管方法|これだけやれば十分
最低限、カードは「2重スリーブ」に入れた上で、硬質ケース(ローダー)などで物理的に保護することを徹底してください。スリーブを重ねることで埃の侵入を防ぎ、硬いケースに入れることで、ふとした瞬間の折れや曲がりを完全にシャットアウトします。
さらに重要なのが保管場所で、直射日光が当たる場所やエアコンの風が直接当たる場所は厳禁です。



暗くて温度変化が少ないクローゼットの奥などで、市販の乾燥剤(シリカゲル)と一緒にタッパーに入れておくだけでも、劣化の進行を劇的に抑えられます。
未開封BOXはどう保管するべきか
未開封BOXの保管で最も気をつけたいのが、シュリンク(外装フィルム)の破損と箱本体の凹みです。
BOXは単品カードよりかさばるため、積み重ねて重みを加えたり、鋭利なものが当たったりしないように細心の注意を払う必要があります。
専用のプラスチック製プロテクターケースに入れておくと、落下時の衝撃からも守れるため、高額なBOXほど早めの導入を推奨します。



未開封の状態を「メーカーが出荷した直後のまま」で維持し続けることが、将来のプレミアム価値を保証する鍵となります。
PSA鑑定は必要?初心者向けの現実的な考え方
PSA鑑定は「カードの状態に客観的なお墨付きを与える道具」であり、必ずしも最初から必須ではありません。鑑定には数千円の費用と数ヶ月の時間がかかるため、元値が安すぎるカードを鑑定に出すと、鑑定料の方が高くなってしまう「鑑定貧乏」に陥ります。
まずは「自分が見る目」を養い、10点満点が取れそうな自信のある美品が手に入ったら、価値を最大限に高めるための手段として検討するのが賢明です。PSAのケースに入っているから買うのではなく、中身が本当に素晴らしいから価値がある、という本質を見失わないようにしましょう。



最近はPSA10でも状態が悪いものが混じっていると言われることもあるので、結局は自分の目で見て「綺麗だ」と確信できるものを買うのが一番ですよ。
ステップ④ 売り方・出口戦略|いつ・どこで売る?
利益を確定させる「出口」こそが、投資のなかで最も技術と忍耐を必要とする場面です。



欲を張りすぎて売り時を逃す失敗はプロでもよくありますが、初心者が大怪我をせずにきちんと「利確」するための判断基準を整理しておきましょう。
売却先の選択肢とメリット・デメリット
最も手軽で即金性が高いのはショップの買取ですが、手数料分が引かれるため利益率は下がります。
一方、メルカリ等の個人間取引は利益を最大化しやすい反面、梱包や発送の手間、そして理不尽な返品要求や偽物すり替えといったリスクが伴います。
高額なカードほど、リスク回避のために「大手ショップの委託販売」を利用するのも一つの手です。
自分の性格やかけられる手間、そしてカードの重要度に合わせて、使い分ける柔軟性が求められます。迷ったらまずは、数店舗で査定を出して「今売ったら本当はいくらになるか」を把握することから始めてください。


価格が上がりやすいタイミングの考え方
世界大会が開催される8月や、ボーナス・お年玉などで市場の資金が潤沢になる時期は、カード価格が上昇しやすいピークとなります。また、そのカードに関連する新しいゲームやアニメの発表があったタイミングも、一時的に需要が急増する売り時です。
逆に、年末の大掃除シーズンや大きなイベントの直後は、みんなが資金を作るために一斉に売りに出すため、供給過多で一時的に相場が冷え込みます。



市場の「買いたい人」と「売りたい人」のバランスがどちらに傾いているかを、ニュースの盛り上がりと合わせて予測するのがコツです。
あえて「売らない」という判断も重要
相場全体の地合いが悪い時は、無理に売らずに「冬眠」させる勇気を持つことも、立派な戦略の一つです。
ポケカは紙という実物資産であるため、持っているだけであれば維持費はほぼゼロに等しく、次にブームが来るまでじっくり待つことができます。
「早く現金に戻したい」という焦りは、判断力を鈍らせて安売りを招く原因になります。



投資に回す資金はあらかじめ生活費とは完全に切り離し、数年単位で価格がつかなくなっても困らない余裕を持って向き合うことが、最終的な大勝利への近道です。
初心者が必ずハマるポケカ投資の失敗例
成功よりも失敗から学ぶことの方が多いのが投資の世界ですが、ポケカ市場には特に「初心者あるある」の落とし穴がいくつか存在します。



先人の失敗パターンを自分の擬似体験として取り込み、同じ轍を踏まないように防衛力を高めてください。
高騰中カードを追いかけて失敗するケース
SNSで「今これが熱い!」「まだ上がる!」という投稿を見てから買う行為は、典型的な失敗パターンです。



そうした情報はすでに多くの人の耳に届いており、あなたが買う頃には情報を発信した側が売り抜ける準備をしていることがほとんどだからです。
煽りに乗ってジャンピングキャッチした結果、翌日から大暴落して資産が半分になったという話も珍しくありません。投資の格言である「噂で買って事実で売る」を徹底し、盛り上がっている場所の最後尾には並ばない冷静さを持ちましょう。
状態を甘く見て価値を落とすケース
「これくらいの傷なら大丈夫だろう」という初心者の甘い感覚は、後の買取査定で無慈悲に打ち砕かれることになります。
プロの査定師は、1ミリに満たない埃レベルの白欠けや、特定の角度でしか見えない光の筋(線キズ)も見逃しません。
購入時に「傷あり特価」として売られているものは、投資対象としては最初から失格だと考えましょう。



多少割高に見えても、文句のつけようがないNM(ニアミント/極美品)以上の個体を選び続けることが、将来の高値売却を最も確実にする方法です。
短期目線で焦って売買してしまうケース
買ってから数週間で値動きがないと不安になり、すぐに損切りしたり別のカードに乗り換えたりするのも、資金を溶かす最短ルートです。
ポケカは絶版後の希少性の増加を待つゲームであり、1ヶ月や2ヶ月の短期間で結果を求めるのはお門違いです。
売買を繰り返すたびに送料や手数料、税金などで手元の現金は目減りしていきます。一度買うと決めたなら、その根拠が崩れない限りは、数年間はタンスの肥やしにするくらいの覚悟がなければ、資産形成としてのポケカ投資は続きません。



僕の経験上、最強の投資法は「買って、丁寧に保管して、存在を忘れること」だと思っています。忘れた頃にチェックすると、驚くような価格になっていたりするものです。
絶対に避けたいポケカ投資のNG行動
市場には健全なコレクターばかりではなく、初心者の無知を逆手に取るような罠も多く存在します。



自分の身を守り、家族や友人に誇れる投資活動を続けるために、これだけは絶対にやってはいけないというコンプライアンス上の鉄則をまとめました。
感情で買う・他人の成功談を鵜呑みにする
「このキャラが好きだから高くてもいい」という愛着と、投資としての判断を混ぜることは極めて危険です。
好きなカードを持つのは素晴らしい趣味ですが、投資としては「人気があるから買う」のであって、自分の好みが市場の正解とは限らないからです。
また、インフルエンサーの「このカード10枚買いました!」という報告をそのまま真似するのも避けましょう。彼らは購入コストが低かったり、宣伝することで価格を吊り上げたかったりする意図がある場合もあり、あなたがババを引かされるリスクがあるためです。
情報を追わずに放置する
長期保有は大切ですが、再販情報や新商品の発表など、市場の「ルール変更」には敏感でなければなりません。
例えば、過去のカードの復刻が決まれば、オリジナル版の価値が暴落することもあり、そうした兆候を察知する努力は必要です。
公式Twitter(X)のフォローや、主要なニュースサイトを週に一度チェックする程度の情報収集は最低限のルーチンとして組み込みましょう。



完全に思考停止して何十年も放置するのではなく、「今は保有し続けていい状態か」を定期的に確認するメンテナンスが不可欠です。
一気に高額投資してしまう
手元にある全資産をいきなり1枚のカードに突っ込むような、フルレバレッジの投資は絶対にやめましょう。どれだけ有望なカードでも、偽物を掴まされたり、天変地異で傷んだり、あるいはポケカそのもののブームが終わったりする可能性はゼロではないからです。
まずは余剰資金のなかから、「なくなっても私生活に全く影響がない金額」で小さく始めるべきです。



経験を積んで目利きに自信が出てきてから、少しずつ投資額を増やしていくという、時間をかけたステップアップが、最終的に生き残る唯一の道となります。
ポケカ投資はいくらから始められる?
ポケカ投資は富裕層だけの遊びではなく、むしろ数千円からの「ちりつも」で莫大な資産を築いた人もいます。



今の自分の財布事情に合わせて、無理なく、かつ確実に将来の含み益を狙える現実的なシミュレーションを行ってみましょう。
数千円〜始める現実的なモデルケース
最初の一歩は、コンビニや公式ストアで定価購入した「未開封パック」をそのまま寝かせることからでも始められます。あるいは、新弾の発売日近くに、将来性が高そうなAR(アートレア)を数百円から数千円で数枚ピックアップするのも現実的です。
この段階での目的は大きな利益を得ることではなく、市場がどう動くのかを自分の肌身で感じることです。



ランチ1回分を我慢して買った1枚が、数年後に豪華なディナー代に化けるかもしれないという、ワクワク感を伴う投資の楽しさをまずは体験しましょう。
資金別のおすすめ投資スタイル
用意できるタネ銭の額によって、取るべき戦略は明確に異なります。自分の状況を客観的に判断し、最も効率よく、かつ心安らかに続けられるスタイルを選択することが長続きの秘訣です。
| 予算 | 推奨スタイル | 主なターゲット |
|---|---|---|
| 〜3万円 | 分散型・成長株 | 人気ポケモンのAR、プロモカード複数枚 |
| 3万〜10万円 | 安定型・未開封 | 絶版間近のBOX、人気キャラのSAR美品 |
| 10万円〜 | 資産型・最高品質 | PSA10の鑑定品、旧裏などの歴史的希少カード |
少額であればあるほど、伸び代のある複数枚への「分散」が重要になり、高額になるほど、その1枚の「質」がすべてを決めるようになります。背伸びをしすぎず、今の身の丈に合ったカードから丁寧に一歩ずつ踏み出していきましょう。
ポケカ投資と法律・税金の最低限知識
お金が絡む以上、ルールを守ることは自分の資産を守ることと同義です。
趣味の範囲を超えて、利益を目的として活動する際に避けては通れない「法律」と「税金」のラインについて、初心者が知っておくべき最低限の常識を整理しました。
古物商許可が必要になるケース
利益を目的として「中古のカードを転売するために買う」行為を繰り返し行う場合は、古物商許可という免許が必要になります。
自分が遊んだ後の不要品を売る程度なら不要ですが、明らかに「安く買って高く売る」ビジネスとして成立しているなら必須です。
無許可での営業は警察の指導対象になるだけでなく、厳しい罰則が課せられることもあるため、本格的に取り組むなら最初に取得しておきましょう。



免許があることで「自分はプロの古物商である」という自覚と責任が生まれ、より誠実な取引ができるようにもなります。
確定申告が必要になるラインの考え方
給与所得があるサラリーマンの場合、1年間の利益(売上から経費を引いた額)が20万円を超えると確定申告が必要になります。ポケカ投資は利益率が高くなりがちなため、気づかないうちに上限を超えて脱税状態にならないよう注意が必要です。
売った金額だけでなく、そのカードをいくらで買ったか、保管のために使った備品代や交通費はいくらか、といった領収書をすべて保管しておく癖をつけましょう。



正しい納税は、投資を継続的、かつクリーンに楽しむための唯一無二のライセンスなのです。
まとめ|初心者は「負けない投資」から始めよう
ポケモンカード投資の世界はいかがでしたか?華やかな数億円の取引が注目されがちですが、その土台にあるのは「世界一のキャラクターの人気」と、それを大切に守る「コレクターの情熱」という、極めて堅実なものです。
初心者が明日から実践すべきことは、一気に大金を稼ごうとすることではありません。まずは「なぜこれが欲しいのか」という根拠を持って、納得のいく美品のピカチュウを1枚買う、あるいは好きなタイトルの未開封BOXを1箱手に入れる。そこから全てが始まります。
高騰を追いかけず、状態を妥協せず、長期的な視点を持って丁寧に向き合う。この「当たり前のことを当たり前にやる」だけで、あなたはすでに市場の大半の負け組から一歩抜きん出ています。



さあ、あなたも楽しみながら、自分だけの「お宝」を探しに出かけてみましょう。









